野良猫の中で耳カットされている子を見かけますが、実はちっとも痛いことではありません。
むしろ、外で暮らす猫たちを見守ったりお世話したりするのに必要なことであり、耳カットさせれていれば去勢や避妊手術済の子だということを判断できるのです。
外で暮らす猫たちを安易に増やして、猫嫌いな人の所へ行ってしまったり、また外で暮らすという過酷な運命をたどる猫たちを増やさないためにも必須なんですよ。
耳が切れてる猫(さくら猫)を外で見かけたら、どうすれば良いのかも詳しくご紹介しますね。
猫の耳が切れてるのはなぜ?痛いの?
猫の耳が切れてるのはなぜかというと、オス猫なら去勢、メス猫なら避妊手術を受けたという目印です。
外で暮らす猫をこれ以上増やさないために、必要なんですよ。
また、猫の耳はとても薄く神経も少ないため、耳カットしてもさほど痛いことありません。
実は、猫って外で暮らしていると、過酷な環境下で生きることになるため、寿命が3~4年ほどと短いんです。
完全室内飼いの家猫の場合は、平均寿命が14年~15年前後とされているので、やっぱり外猫は長く生きることが難しいんですね…。
そんな環境で暮らす猫を増やさないために、猫好きな方々の協力によって地域猫として面倒をみてもらっているんです。
(猫嫌いの人も当然いるので、猫が苦手な人の家に猫が来ないためにも)
猫の耳をカットをする際はきちんと麻酔をするし、猫の耳はとても薄く神経もほとんどないため、痛い思いをすることはないんです。
だから耳が切れてる猫を見かけても、痛いのかな?と心配しなくて大丈夫。
むしろきちんと耳カットをしていないと、再度捕獲されて手術を受けさせられる心配もあるんです。
猫にとって手術は体に負担をかけてしまうため、1度だけで済ませなければいけないんですね。
というわけで、耳カットは必要なことなんです。
ちなみに、我が家にもオス猫がいます。
オス猫の場合は手術しておかないと、外に出たがったりトイレ以外の場所で用を足してしまうので、とっても厄介なんですよね。
不幸な猫を増やさない、そして飼い猫の場合でも、猫に精神的な負担をかけないために手術は必要です。
そして地域猫である外猫の場合は、耳カットも必要なことだというのを知っておくとよいでしょう。
さくら猫を見かけた時の接し方!勝手に飼うのはNG
自分の家の近所など、外で耳が切れてる猫(さくら猫)を見かけたら、そっと見守りましょう。
もし自分もお世話に参加したいなら、自治体に相談して地域猫の世話のボランティアをしたり、その子を飼いたい場合は、地域猫の世話をしている人に相談しましょう。
勝手に飼うのはやめましょう。
そっと猫たちを見守る
耳をカットされた猫たちは、地域猫としてご飯やトイレなどの世話をしてくれる人がいます。
特にあなたは何をするワケでもなく、そっと猫たちの暮らしを見守りましょう。
もちろん人懐っこい子がやって来たら、なでてあげたりすると良いですよ。
基本としては地域猫はそっと見守るのがベスト。
ぜひ優しく見守っていてあげてくださいね。
地域猫のお世話をするボランティアに参加する
自分も地域猫のお世話をするボランティアに参加したい、と思ったら、住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。
地域猫の世話をしているボランティア団体や、代表の人を紹介してもらいましょう。
そして、一緒にご飯をあげたり、トイレの掃除をしたりなどして、地域猫たちの暮らしを応援する活動をすると良いでしょう。
猫を家族として迎え入れたい場合は相談を
猫と仲良くなり、自分の家族として迎え入れたい場合は、地域猫のお世話をしている人を自治体から紹介してもらったり、猫の世話をしている人に相談したりして、飼い猫にしても良いか聞いてみましょう。
勝手に飼うと、お世話をしている人達も心配します。
ボランティアをしている人に相談をしてから、家族にしてあげてくださいね。
さくら猫を飼う際の注意点については、こちらの記事でご紹介しています。
そして耳カットされている地域猫を家族にしたら、今後は外に出さないようにしましょう。
完全室内飼育を徹底してください。
そうすれば猫の寿命も延ばすことができるし、猫も安心してお家の中で暮らしていけますよ。
猫好きさんならぜひ、これらの方法で地域猫をより幸せにしてくださいね!
猫の耳カットは痛いの?まとめ
さくら猫は、手術済の証として耳をカットされています。
しかし、猫の耳はとても薄く神経も少ないし、カットする際は麻酔をかけるのでほとんど痛い思いをしませんよ!
どうか安心してくださいね。
もし近所に耳カットの地域猫を発見したら、優しく見守りましょう。
ボランティア活動を手伝うのもいいですね。
猫を家族として迎え入れる場合は、お世話をしている人に相談してからにしましょう。
そして、家族として迎え入れたら、猫は完全室内飼育にして、安心安全な住まいと暮らしを提供してあげてくださいね。