子供の語彙力(ごいりょく)向上に役立ち、親子間のコミュニケーションも取れる絵本の読み聞かせ。
どんどんしてあげたいですよね。
しかし、子供が絵本をどんどんめくるため、読み聞かせがうまくいかないということもよくあります。
赤ちゃんは本をめくるのが好きですよね。
もうすぐ1歳になるわが子も、よくめくっていました。
そんなときは「読み聞かせの時間を決めてルーティン化する」という解決方法がありますよ!
その他にも、環境を整えたり、好きな本を読んであげたりするのも効果的です。
体験を元にご紹介します。
絵本を勝手にめくるなら読み聞かせの時間を決めよう
子供が絵本を勝手にめくる場合は、まずは、各家庭での生活リズムに合わせて読み聞かせの時間を決めることをおすすめします。
少なくとも、我が家はこれでうまくいきました。
ミルクの時間、ねんねの時間、お風呂の時間などルーティン化していると思います。
それと同じで、絵本の時間もルーティン化することで、子供にとって読み聞かせは「当たり前の時間」になったようです。
赤ちゃんは本をめくるのが好き(0歳~)
我が家では、毎日子供に読み聞かせをしています。
最初のうちは黙って聞いてくれていました。
しかし、手や足が自分の思うように使えるようになってくると、自分で本をめくったり閉じたりしてしまうようになりました。
そのため、開いて読み始めるとすぐに子供が本を閉じてしまい、まったく読み聞かせしてあげられないことも。
あまり絵本が好きでないのかな?
無理に読み聞かせしないほうがいいのかな?
色々考えましたが、まずは子供に「今は絵本の時間」としっかり認識させてみようと思いました。
絵本の時間をルーティン化
そこで私は、
- 朝起きてすぐ
- お風呂の後
に読み聞かせをすることに。
我が家の場合は、子供がまだ0歳で抱っこでの寝かしつけが必要なため、寝る前には読み聞かせはしていません。
寝る前に読み聞かせができるようになれば、そのほうが効果的です。
大人になってからの勉強でも、勉強してから寝ると記憶に定着しやすいといいますからね。
子供も、寝る前に読み聞かせした方が絵本の内容が記憶に残ります。
だんだん「絵本の時間」が定着
読み聞かせの時間を決めてから、最初のうちはあいかわらず絵本を自分でめくろうとしていました。
しかし、そのうち集中して絵本を見てくれるようになりました。
その上今は、その時間になると自分で絵本を持ってきたり、黙って座って待っていたりするように。
自分からめくって本を閉じることも、ほとんどしなくなりました。
ただ、子供がめくって遊ぶ仕様になっている絵本は、本人にめくらせています。
その時は子供もとても嬉しそうです。
そしてこの他にも、子供が絵本を勝手にめくる時の対処法があります。
絵本を読む環境を整えたり、好きな絵本を読んであげることです。
こちらもご紹介しますね!
絵本を読み聞かせする環境を整える
私は、時間がバラバラであることの他に、子供の気が散るものが周りにあることもよくないと考えました。
本を読んでいる時におもちゃが目に入ると、おもちゃで遊びたくなってしまいます。
テレビがついていると、テレビを見たくなってしまうのです。
そのため、私は決まった時間に本を読むことの他に、
- 周りにおもちゃを置かないこと
- テレビなど音が聞こえるものは消すこと
などを実行し、絵本に集中できる環境作りもしてみました。
時間などを含め環境を整えることで、より絵本に集中することができます。
最初から絵本が大好きで、周りに何があっても絵本に集中できる子供なら問題ないでしょう。
でもそうでない場合は、まず気が散るものを排除するといいですよ。
子供が好きな絵本を読んであげる
親としては、たくさんの種類の本を読んであげたほうがいいと思いがちです。
「3歳までに絵本を1万冊!」「毎日10冊の読み聞かせを!」など、絵本の読み聞かせを推奨している教育本がたくさんありますよね。
しかし必ずしも、たくさんの種類の本を読んであげなければいけないということはありません。
1日10冊と決めていても、極端な話「子供のお気に入りの本を10回読んであげる」でもいいのです。
我が家でも、私が次の本を選ぼうとすると、子供が自分で1冊目に読んだ本をもう一度私に差し出してくることがあります。
その場合は絵本を自分で選んだことをおおいに褒めて、もちろんその本をもう一度読みます。
子供が喜ぶ本を用意してあげるということも、読み聞かせを成功させるポイントです。
とはいえ、子供が喜ぶ本とは何か、最初のうちはわからない場合も多いと思います。
まずは、人気のある王道の本を読んであげましょう。
図書館で借りてきた本の中で、何回も何回も読んでとせがんでくる本もあります。
我が家では、きむらゆういちさんの「あかちゃんのあそびえほんシリーズ」や、「だるまさんシリーズ」の本が好きなようです。
絵本を読むときに、子供がどのような本が好きなのかを見つけ、同じような本を借りてきたり同じシリーズの本を買ってあげるようにしましょう。
赤ちゃんが絵本をめくる時の対処法 まとめ
絵本の読み聞かせを毎日しようと思っても、なかなかうまくいかないママも多いのではないでしょうか。
家事が忙しい、そもそも興味を持ってくれない、テレビを見たがる、子供が勝手に絵本をめくってしまう…など。
理由はさまざまだと思います。
その中で今回は、子供が勝手に絵本をめくることについてご紹介しました。
「絵本が読めない!」という時でも、叱ったり諦めたりするのではなく、どうすれば絵本に集中してくれるのか、環境や状況に合わせて試行錯誤してみてくださいね。
子供にとって、絵本の読み聞かせの時間が楽しい時間になるよう工夫しましょう!