犬が飼い主の後ろに座る理由には、次のようなものがあります。
- 飼い主の背後をしっかりと守っている
- 安心感を得ている
- 飼い主に守ってもらおうとしている
- 構ってほしい
自分の犬が後ろに座ると、飼い犬は何かを飼い主である自分に訴えているのかな?と、気になると思います。
この記事では、犬が飼い主の後ろに座る主な理由と、愛犬の気持ちに応えるにはどうすべきかをご紹介していきます。
犬が飼い主の後ろに座る理由
冒頭でもお伝えしたように、犬が飼い主の後ろに座るのには、主に次のような理由があります。
- 飼い主の背後を自分が守っている
- 安心感を得ている
- 飼い主に守ってもらおうとしている
- 構ってほしい など。
飼い主の背後をしっかりと守っている
飼い主のことをすごく信頼している場合は、犬は飼い主の後ろに座ることで、背後から敵が来ないかどうか、危険がないかどうかを見張るようになります。
もともと、犬って集団で行動する習性があるので、仲間同士信頼し合っていると、背後にまわって危険がないかをチェックするものなんですよ。
それにしても、飼い主を守ろうとして後ろに座るなんて、すごく健気ですよね!
ワンちゃんがあなたの後ろに座るようなら、信頼されているんだと感じて、喜んであげるといいですよ。
安心感を得ている
犬が飼い主の後ろに座る際、飼い主のお尻あたりに自分の体をピッタリと付けているのなら、それは安心感を得ようとしている証拠。
犬と飼い主の背後同士が触れ合うことで、犬はとっても安心感を得られて、ゆっくりと眠ったり過ごしたりすることができるんです。
飼い主の後ろに座るだけでなく、体をしっかりと付けている場合は、愛犬がちゃんと安心しているんだな、と思うとよいでしょう。
飼い主に守ってもらおうとしている
飼い主の後ろに座るだけでなく、愛犬が怖がったり不安がったりしている様子なら、飼い主さんに守ってもらおうとしている可能性が高いですね。
特に、愛犬が自分の尻尾を後ろ足の間にグッとしまって、すごく怖がっているようなら、飼い主に守ってもらいたい、という気持ちが強いことになります。
この場合も、飼い主に信頼を抱いているということなので、飼い主としては喜んでよいでしょう。
飼い主に実は構ってほしいという気持ちがある
少し離れたところから、飼い主の後ろに座って、飼い主を後ろからジーッと熱心に見つめている場合は、実は構ってほしいと訴えている可能性もあります。
飼い主が何かをしているから、後ろに座って様子をうかがって、我慢している状態なのです。
私の姉夫婦も犬を飼っているのですが、構ってほしい時は後ろに座ることが多い、と姉から聞きました。
飼い主の後ろに座るだけでなく、ジッとこちらを見つめているなら、愛犬は本当は遊んでほしいんだ、と思ってくださいね。
犬が飼い主の後ろに座るときはどうすればよい?
愛犬が飼い主の後ろに座るようになったら、そのまま後ろに座らせてあげたり、なでてあげる、優しく声をかけ不安を取り除く、用事が済んだら構ってあげるなどするとベストです。
そのままずーっと後ろに座らせてあげる
愛犬が、飼い主の後ろに座っていて、なおかつ飼い主の背後を守るようにしていたら、ぜひそのまま座らせておいてあげましょう。
そうすれば、犬はしっかりと飼い主の背後に危険がないか見張っていてくれますよ。
背後を見張っていることで、犬もしっかりと安心することができるし、飼い主との絆もより深まるでしょう。
なでてあげてより安心感を与える
自分の体を飼い主のお尻に付けて座っている場合は、安心感を得たいということです。
愛犬をなでてあげて、より安心感を与えるようにしていきましょう。
優しくなでてあげることで、愛犬も、飼い主の事がより好きになるでしょう。
不安がっていたり怖がっている場合は優しく声かけをする
飼い主の後ろに座る状態になるだけでなく、愛犬が怖がっているまたは何か不安がっている様子なら、「大丈夫だよ」などと、優しく声かけをしてきちんと安心させましょう。
もし可能なら、愛犬を抱っこしてあげるようにすると良いですね。
また、愛犬が怖がって吠えてしまっている時も、根気よく何度も「大丈夫だよ」と言ってあげて、しっかり不安を取り除いていってください。
そうすれば愛犬も吠えるのをやめるでしょう。
用事が済んだら構ってあげる
飼い主の後ろに座るだけでなく、後ろからずーっとジッと見ているなら、遊んでほしいという気持ちがあるので、用事が済んだら遊んであげましょう。
そうすれば、愛犬も喜ぶし、自分の気持ちに大好きな飼い主が応えてくれたと感じて、より絆が深まります。
まとめ
犬が飼い主の後ろに座るのには、飼い主の背後を守る、安心感を得ようとしている、飼い主に守ってもらいたい、飼い主に本当はすごく構ってほしい、などの理由があります。
そこで、愛犬が後ろに座ったら、そのままそっと背後を守らせてあげたり、なでて安心感を与えましょう。
愛犬が何かにすごく怖がっているならとにかく優しく声かけをして、ジッと見ている場合は、用事が済んだらたっぷり構ってあげると良いですよ。
ぜひ愛犬の気持ちを察して、絆を深めてくださいね!