5歳といったら小学校の入学まであと少し。
親としては、食事のしつけも気になりますよね。
この時期に教えておきたいことは、食事前の手洗いや「いただきます」のあいさつ、そして簡単な行儀の良し悪しなどです。
一度の注意でできるようになるのは難しいですから、少しずつ、丁寧に教えていくようにしましょう。
毎日同じようなことを繰り返すのは親の方も大変です。
しかひ、習慣として身につけることが大事なので、根気よく付き合ってあげてくださいね。
それでは、具体的にどのようなことを身につけたらよいのかご紹介します。
5歳の子供に教えたい食事のしつけ
5歳の子に食事のしつけとして教えたいことは、次の6点です。
- 食事前の手洗い
- いただきます&ごちそうさまでした
- 食事中に席を立たないこと
- おはしの持ち方
- 姿勢よく食べること
- 好き嫌いなく食べること
1つずつご紹介します。
食事前の手洗い
食事の前には手を洗いましょう。
このご時世、手洗い習慣はもはや常識となっていますよね。
感染症予防はもちろんのこと、食中毒などの予防にもなります。
一昔前と比べたら、子供たちの間でもしっかりと洗えている子が多いように感じます。
家庭の中でも油断せずに「食事の前には手を洗う」ことを習慣として身につけるようにしましょう。
いただきます&ごちそうさまでした
「あいさつ」が自然にしっかりとできるのは素敵ですよね。
それは食事の場面でも同じです。
5歳の子なら、保育園や幼稚園で習っているでしょう。
食事の始まり、食事の終わりをきっちりさせるためにも「いただきます」と「ごちそうさまでした」は言うようにするといいですね。
年齢が上がるにつれて人前で食事することも増えるので、ぜひこの時期に身につけておきたいことです。
食事中に席を立たない
落ち着いて座って食べる事ができないとか、食事中にウロウロ歩いてしまう…。
この時期の子供には、あるあるですね。
でも、食事中に歩き回ることはやめさせたいですよね。
おもちゃなどがそばにあるのなら、食事前に片付けてしまった方が気が散らなくていでしょう。
なかなか食事が進まないからと言って、だらだら食べさせるのもあまりよくありません。
席に座っていられなくなるようなら、食事を片付けてしまうのもアリですよ。
また、食べだしたらトイレに立ちたがる子も多いです。
これはいたしかたない部分もありますが、あまり気になるようなら、食事の前にトイレを済ませておく習慣をつけておくといいですね。
お箸の持ち方
5歳になると、お箸を使う子もいるでしょう。
保育園や幼稚園によっては「4歳からはお箸で」という園もあります。
大人にとっては毎日使っているお箸。
しかし、使い慣れていない子供にとってはお箸を使って食べるのは一苦労です。
難しいことですが、基本的なお箸の持ち方・使い方は、使い始めの時期からきちんと教えておいたほうがいいでしょう。
一度間違った状態で覚えてしまうと、後から直すのはもっと大変です。
お箸のマナーといえば忌み箸などの細かいルールもありますが、そのあたりはまだ気にしなくてもいいでしょう。
お箸に慣れてきて上手に使えるようになってから、少しずつ注意していくことをおすすめします。
姿勢よく食べる
猫背になったり、傾いて座ったり、肘をついていたり。
これらは自分では気づいていないことが多くあります。
そのため、癖になってしまう前に、大人が注意してあげるようにしましょう。
姿勢よく食べることは見ていてスマートなだけでなく、消化や骨格・筋肉の形成にもいいとされています。
また、高さのあるダイニングテーブルで食事をする家庭では、足がぶらぶらしないかも注意してみてください。
足の裏を床につけた状態の方が、咀嚼力がうまく発揮されて、歯並びや顎の発達にもいいとされています。
好き嫌いせずにバランスよく食べる
この時期には、食べ物の好き嫌いがはっきりと出てくる子もいます。
でも、好きなものだけたくさん食べて、嫌いなものは全然食べない!だと困りますよね。
マナー的にもよくありません。
これを克服するには、好き嫌いせずにバランスよく食べることが「元気な体を作るため」に必要なことだということを教えていくようにするといいでしょう。
嫌いな食材の克服は、一筋縄ではいかないと思います。
しかし、必要なことだと頭で理解していると、この先の食に対する意識が変わってきます。
「言っても無駄」と決めつけずに、日頃から伝えるようにしましょう。
そして、嫌いな物を少しでも食べられた時は、ちょっと大げさなほどに褒めてあげてください。
マナーも大切だけど食への興味も大切に!
親としては子供の食事マナーは気になりますよね。
「ちゃんと教えなきゃ!」と、ついつい口を出してしまいます。
マナーも大切ですが、この時期は食への興味も存分に伸ばしてあげてほしいなと思います。
野菜に興味を持てば、家庭菜園で実際に育ててみるのもいいですね。
一緒に料理して、食事ができる過程を知るのもいいですね。
盛り付けなどの簡単なことからでもOK!
子供にとっては、とても貴重な経験になります。
実際にするのが難しければ、図鑑や絵本を見せてあげるだけでも興味がふくらむでしょう。
5歳の食事のしつけで教えたいポイント! まとめ
5歳の子供に教えたい、食事のしつけについてご紹介しました。
5歳なら、手洗やあいさつは、もう習慣づいている子も多いでしょう。
食事のマナーは一朝一夕で身につくものではありません。
親も子供も大変ですが、子供のうちに悪い癖がついてしまっては、後から直すのはもっともっと大変です。
根気強く付き合っていきましょうね。
少しでも参考になればうれしいです。